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先日「ミリオンベールの花色が今までに見たものと少し違うのでは・・」というお問い合わせを頂きました。 写真写りの関係もありますが、実際の赤、ピンク系の花色はどの様な条件下で花を咲かせるかによって微妙に違ってきます。 大きくは温度と、光線量との関係なのですが、ではどのような条件でどんな色になるのでしょうか? まず温度との関係ですが、かえでの葉が紅葉するようにシンビの花も低温にあう事で赤みが深くなっていきます。 但し、ハウス内とは言え、夜温がどこまでも下がる今の様な厳寒期においては低温すぎるのも良くないようで、夜の暖房温度が10℃から15℃の間が一番良い様です。 光線量は多い方が発色が良いのですが、紫外線をカットするガラスハウスなどの中では十分な色が出ない事もあります。 しかし、開花した後は紫外線に当たれば当たるほど色が抜けて、白っぽくなってきます。 つまり、赤色を強く出すためには、蕾のうちになるべく多く光線を当て(昼温は低い方が良い)、夜は少し暖房し、開花後は日覆をするのがベストです。 逆にグリーン系のシンビは少し光線を少なくして、温度を高めに設定して咲かせると赤みの抜けたクリアな色になります。 (有)フローラルクマガイHP (有)フローラルクマガイ yahoo店(天真ラン漫)
by floralkuma
| 2010-02-03 23:44
| シンビジウムちょいネタ
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